ニノキンさん
小学校の片隅にいますよね。薪を背負いながら読書してる彼。
自分らの学校ではニノキンさんという愛称でした。
背負ってる薪を数えたら死ぬとかいう噂とかありました。
が、ニノキンさんは偉大な人です。
貧しい農民の家に生まれた彼は、毎日よく勉強したそうで、
ついには貧乏脱出です。後には役人さんにもなっちゃいます。
薪を背負いながら読書するほど勉強する間を惜しまなかった、
言わば児童の鏡と言ってもいい彼のようになって欲しいという願いを込めて多くの小学校が彼の像を校庭の片隅に置いてのでしょう。
小学校のころはこの人に尊敬の念を向けたことなかった気もしますが、
今となってはこの人の素晴らしさを小学生にたたきこみたいです。
ニノキンさんは今日も子どもたちを見守っています。
が、この小学校は木が邪魔でちと見えにくそうです。